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マンション販売、宅配ロッカーで差別化 再配達増加受け不動産各社が注力

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マンション販売、宅配ロッカーで差別化 再配達増加受け不動産各社が注力

大京は全住戸に専用スペースを設けた「ライオンズマイボックス」で再配達ゼロを目指す=4月上旬、東京都渋谷区 大京は全住戸に専用スペースを設けた「ライオンズマイボックス」で再配達ゼロを目指す=4月上旬、東京都渋谷区

 分譲マンションの販売促進につなげようと、不動産各社が宅配ロッカーの機能強化を加速させている。宅配便の再配達増加によるドライバーらの労働環境悪化が社会問題化する中、宅配ロッカーが注目を集めており、機能強化でマンションの高品質ぶりをアピール、競合物件との差別化を図ろうとしている。

 「不動産事業の側面から社会問題を解決していきたい」。ライオンズマンションを展開する大京の落合英治専務はこう力を込める。同社が首都圏などで今年度に販売する5物件で設置を予定するのは、入居する全世帯に専用スペースがある宅配ロッカー「ライオンズマイボックス」だ。

 ライオンズマイボックスは郵便受けと宅配ロッカーを一体化し全世帯分の受け取りスペースを確保。3辺を合わせた長さが80センチまでの小型荷物が収納可能で、大型の荷物は別に設置する共用ロッカーに入れる。

 三井不動産グループが6月下旬に販売開始予定の分譲マンション「パークタワー晴海」で取り組むのは、宅配ロッカーの“回転率”を高める総合対策。ロッカー利用の6割を占める小型荷物用のロッカーの割合を増やして全ロッカー数を底上げするほか、「入れっぱなし」を防ぐため、入居者が取り忘れた場合にメール通知を行う。

 ネット通販の普及で宅配便が増加する一方、都市部では共働きで昼間に荷物を受け取れない世帯が増加。国土交通省によると、宅配便の約2割が再配達となっている。

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