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ヤマハ発、フロント2輪の大型バイクのラインアップを拡大 平成32年までに  

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ヤマハ発、フロント2輪の大型バイクのラインアップを拡大 平成32年までに  

ヤマハ発動機が平成27年10月に世界初公開した大型前二輪バイクのコンセプト車=東京都江東区の東京ビッグサイト ヤマハ発動機が平成27年10月に世界初公開した大型前二輪バイクのコンセプト車=東京都江東区の東京ビッグサイト

 ヤマハ発動機は前輪が2つ付いた3輪バイク(フロント2輪)のラインアップを拡大する。現行の排気量125~155ccに加え、平成32年までに850cc級の大型車を追加する。高排気量と安定性を兼ね備えたスポーツ走行の魅力をアピールし、低迷する国内需要の喚起を目指す。

 ヤマハ発は26年に125ccのフロント2輪「トリシティ」を発売。タイヤの接地面が増すことで、ぬれた路面などでも安定して曲がれるなど制動がしやすい特徴を生かし、国内で累計約1万台を販売した。今年1月には国内で高速道路も走行できる155ccを発売。「新分野の乗り物」(同社)として普及を図っている。

 フロント2輪は安定性が高い半面、左右の車輪の動きが大きく制御が難しい。ヤマハ発は前輪の動きを平行四辺形に制御する機構を採用し、車体を傾けて曲がるバイクの操作感覚と路面への接地感を両立した。

 27年にはフロント2輪に850ccエンジンを搭載した試作車を公開。32年までに同水準の大型スポーツ車にも技術を展開し、バイク生活を再開するリターンライダーらの需要を取り込む考えだ。

 日本自動車工業会によると、28年の国内の二輪車販売は37万2891台と、ピーク時に比べ約9割減少した。ヤマハ発はフロント2輪の普及で市場回復を図る狙いだ。設計グループの高野和久グループリーダーは「バイクへの苦手意識を払拭し、市場を広げたい」と話した。

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