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JR東日本、中央線のグリーン車計画を延期

JR東日本が中央線に導入するE233系の2階建てグリーン車のイメージ。東京寄り4・5両目に増結して12両化する(同社提供) JR東日本が中央線に導入するE233系の2階建てグリーン車のイメージ。東京寄り4・5両目に増結して12両化する(同社提供)

 JR東日本が、平成32年度を目標に進めている中央線快速電車(東京-大月)へのグリーン車導入計画を延期することが23日、分かった。現在の10両編成を12両化することに伴う駅工事などに想定以上の時間を要すると判明したため。首都圏の主要通勤路線のうち唯一グリーン車がない中央線での「着席サービス」開始は33年度以降にずれ込む。

 同計画は27年2月発表。全快速電車の東京寄り4、5両目に2階建てグリーン車(定員約200人)を増結し、青梅線(立川-青梅)にも直通させる。投資額は数百億円規模に上る。

 同社は、快速が停車する44駅のホーム延長工事などの詳細設計に26年度着手。その結果、御茶ノ水駅のバリアフリー化工事と重なることや、江戸城の遺構調査など文化財保護対策に時間を要することがわかった。

 「5年も遅れることはない」(冨田哲郎社長)見通しだが、新たなサービス開始時期は未定だ。

 中央線のラッシュ時の混雑率は188%。国の交通政策審議会は「180%以下が望ましい」としているが、抜本対策となる三鷹-立川間の複々線化計画は、3000億円に上る費用確保が壁となり進んでいない。

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