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確実に座れます 首都圏で「着席列車」続々、私鉄各社が新たな収益源確保へ

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確実に座れます 首都圏で「着席列車」続々、私鉄各社が新たな収益源確保へ

西武の着席列車「Sトレイン」 西武の着席列車「Sトレイン」

 西武鉄道が25日のダイヤ改正で、通勤車両を使った追加料金制の「着席列車」の運行を始める。首都圏の私鉄各社は近年、追加料金を支払えば座席を指定できるサービスなどを相次ぎ導入してきた。利便性向上だけでなく、少子高齢化による定期券収入の減少を見越し、新たな収益源を確保する狙いがある。

 西武の着席列車「Sトレイン」は、所沢(池袋線)-豊洲(東京メトロ有楽町線)間などで運行し、平日の座席指定料金510円。通勤時間帯は朝に上り1本、夕方以降に下り3本を走らせる。日中は座席をロングシートに切り替え、一般の車両として運行する。

 追加料金制の通勤客向け着席列車は昭和59年、旧国鉄が上野-大宮間で走らせた「ホームライナー」が始まりだ。私鉄各社は、ダイヤが過密な通勤時間帯にこうした列車を運行することには二の足を踏んできた。

 しかし「通勤に有料特急を使う乗客も多く、ニーズが見込める」(東武鉄道)として、10年ほど前から各社に導入が広がってきた。まず平成20年に小田急電鉄が特急ロマンスカーの車両を東京メトロに乗り入れ、東武東上線では通勤車両による「TJライナー」の運行が始まった。定員分の着席整理券しか販売しないため確実に座れる。通常運賃に加えて310~410円が必要だ。京王電鉄は座席を切り替えられる新型車両を5編成導入し、来年春に着席列車の運行を始める。(山沢義徳)

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