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【主張】G20共同声明 保護主義の懸念強まった

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【主張】
G20共同声明 保護主義の懸念強まった

 日本とドイツの役割は特に大きい。安倍晋三首相は、施政方針演説で「自由貿易の旗手」を標榜(ひょうぼう)した。ドイツはG20の議長国でもある。両国は対米貿易黒字の大きさが攻撃されているが、米国を過剰に刺激しないように動いても逆効果だろう。むしろ国際社会の連携を主導し、保護主義の根を断つことが両国の利益に直結する。

 為替については、過度の変動が経済・金融に悪影響を及ぼすことなどを確認した従来合意を踏襲した。米国は日本などが通貨安誘導をしていると批判するが、声明に反映されなかったのは妥当だ。

 米国が貿易で強硬だった分、為替は穏当に済ませたなどと安堵(あんど)するわけにはいかない。米国が為替で再び攻勢を強めないか、引き続き警戒が必要である。

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