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【ビジネス解読】“中国のジョブズ”の逆襲が始まった! 狙いは米国のハイテク支配の打破

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【ビジネス解読】
“中国のジョブズ”の逆襲が始まった! 狙いは米国のハイテク支配の打破

シャオミの雷軍CEO(ロイター) シャオミの雷軍CEO(ロイター)

 中国のスマートフォン市場のシェア争いで、最大手の座から転落し、通信機器大手のファーウェイ(華為技術)はおろか、新興のOPPOやVivoにまで抜かれたシャオミ(小米科技)。一時の飛ぶ鳥を落とす勢いがすっかりなりを潜めていた同社が、ついに逆襲に動き出した。

 “中国のスティーブ・ジョブズ”の異名を持つ雷軍最高経営責任者(CEO)は先月末、起死回生の一手としてスマホ用の独自CPU(中央演算処理装置)「澎湃S1」を開発したと発表した。今回、この発表に注目したのは、シャオミの動きには単に一企業の巻き返し戦略にとどまらない意味合い、世界のハイテク業界の潮流が大きく変わるかもしれない兆しが垣間見えたからだ。

 「スマホにとってCPUは最も大切な技術。シャオミが偉大な企業になるためにはCPUの掌握が必要だった」。澎湃S1を打ち出した2月28日の発表会見で雷軍CEOは、CPUを自力開発した理由をこう説明した。

 CPUはハイテク機器の性能を決定的に左右する「頭脳」に当たる半導体だ。米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」との組み合わせでパソコンのデファクトスタンダード(事実上の業界標準)を握り、産業界に「ウィンテル」時代を築いた米半導体大手インテルのCPUの市場支配力を思い出してもらえば、その重要性はイメージできるだろう。

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