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【日曜経済講座】踊り場のトランプ「3高」相場、工業州に恩返し? ニューヨーク駐在編集委員・松浦肇

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【日曜経済講座】
踊り場のトランプ「3高」相場、工業州に恩返し? ニューヨーク駐在編集委員・松浦肇

 だが、このトレンドは足元で弱まり始めている。今年に入り、市場が抱いていた当初の見立てに修正が入り始めたからだ。ドル高だけでなく、金利先高観にも微妙な迷いが生じ始め、国債利回り上昇が一服。株価は高止まりだ。

 ヒントは、トランプ氏が主催した今月11日の記者会見にある。会見では一連の「ロシア疑惑」が質疑応答の中心になったが、実はトランプ発言の大半は「トランプノミクス(トランプ氏の経済政策)」の紹介に割かれていた。

 具体的には2つの分野だ。政府調達の見直しと、米国企業の国内回帰である。

 まずは、政府調達。トランプ氏は薬価引き下げを主張した。政府によるメディケア(高齢者や障害者向けの公的医療保険制度)で給付する処方薬の価格引き下げを果たすために、新たな入札制度を導入することで、費用を圧縮するという。

 最新鋭ステルス戦闘機F-35の開発費用がかさんでいることも批判した。このため、「社会インフラ投資など拡大策との差し引きで、財政支出全体はそう増えないのではないのか」との見方が出てきたのだ。

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