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実用化に向かう「完全自動運転」 グーグル系企業など 行政との軋轢、雇用への懸念も

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実用化に向かう「完全自動運転」 グーグル系企業など 行政との軋轢、雇用への懸念も

13日、米サンフランシスコで「ウェイモ」の車に試乗し、実際にはないハンドルを握る仕草を見せるマハンさん (AP) 13日、米サンフランシスコで「ウェイモ」の車に試乗し、実際にはないハンドルを握る仕草を見せるマハンさん (AP)

 【ワシントン=小雲規生】米国で車の自動運転技術の実用化に向けた動きが加速している。グーグル系の「ウェイモ」はすでに、人間による運転を必要としない「完全自動運転」を公道上で実現。事故の減少や渋滞緩和につながるとの期待が広がる。しかし、自動運転の安全性確保の規制は未整備で、業界側との軋轢(あつれき)も生まれている。タクシー運転手らから仕事を奪い取るといった懸念もあり、普及に対する慎重論が強まる可能性もある。

 「私の人生の大切な部分を取り戻してくれる」

 完全自動運転車に乗った盲目の男性、スティーブ・マハンさんはウェイモが14日に公表した動画の中で、試乗の感想をうれしそうに話した。マハンさんにとって、「移動の自由」を取り戻せるのはかけがえのない出来事だ。

 試験走行は2015年10月にテキサス州オースティンの公道で実施。ハンドルもアクセルもない完全自動運転車で、交差点での右折や左折、駐車車両がある道での走行などをこなした。

 専門家からは「3年以内に一部地域で商用サービスが始まることは確実だ」との声も出ている。

 完全自動運転には人間による判断ミスや状況の見落としがなくなり、事故が減るとの期待が大きい。無駄な減速や加速が減り、燃費改善や渋滞解消につながるとの見方もある。オバマ政権も「個人の移動にとって史上最大の革命になる」と期待を示してきた。

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