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VR使い「認知症」疑似体験 認知症の状況に身を置き気持ち実感

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VR使い「認知症」疑似体験 認知症の状況に身を置き気持ち実感

 多様な症状

 映像はサ高住を運営するシルバーウッド(東京都港区)が、認知症の人の経験や介護職員らの意見を取り入れながら制作した。同社の下河原忠道社長(45)が認知症の高齢者らと接するうち、多様な症状があるのに、病気としてひとくくりにしてしまうことに疑問を感じたのがきっかけだ。360度見渡せる高画質の映像と音響が流れ、その場にいるかのような感覚を味わえるVRなら、本人の立場で理解できると活用を思いついた。

 1本目の「電車で現在地が分からなくなる」ストーリーに続き、2本目と3本目はそれぞれ「脳機能の低下で地面までの距離感覚が狂い、足を踏み出せない」「時間も場所も分からなくなる」内容。

 終了後、学生らは「あんなふうに見えているのか」「認知症になると感情がなくなるのかと思っていたが、こんな状況に置かれたら不安になるだろうと思った」などと感想を語り合った。

 考えるきっかけ

 引率した慶応大の中島隆信教授は、障害者福祉と経済学を研究しており、「当事者の感じ方を知っておくことは将来役に立つ」と授業に取り入れたという。

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