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【経済インサイド】鉄鋼過剰生産の元凶・中国の問題児ぶり健在 解決の切り札「準備会合」ボイコット

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鉄鋼過剰生産の元凶・中国の問題児ぶり健在 解決の切り札「準備会合」ボイコット

湖北省宜昌市の市場にあふれる鋼材。過剰生産能力の削減は遅々として進んでいない(AP) 湖北省宜昌市の市場にあふれる鋼材。過剰生産能力の削減は遅々として進んでいない(AP)

 鉄鋼の過剰生産能力問題を話し合う場として各国が設立を目指している「国際フォーラム」をめぐり、中国が世界を翻弄している。中国自身が議長国となった9月の20カ国・地域(G20)首脳会合で設立を決めたにもかかわらず、翌月にパリで行われた準備会合をいきなりボイコットしたのだ。年内のフォーラム開催を目指す日米欧などとの溝は一向に埋まらず、世界中がその問題児ぶりに手を焼いている。

 「鉄鋼の貿易問題は、中国だけでなく、世界的な問題だ」

 中国商務省の沈丹陽報道官は、11月10日に行われた会見で、国際フォーラムの準備会合に中国が欠席した理由をこう説明した。

 国際フォーラムは、過剰生産問題解決の切り札ともいえる存在だ。生産量と設備能力の監視や、補助金など競争をゆがめる政策の禁止措置を話し合う、重要な場になると目されている。

 ところが、パリの準備会合には、日本を含む約30カ国が参加した一方、中国政府関係者の姿がなかった。過剰生産の元凶として、やり玉に挙げられることを嫌ったためだ。年内の初開催を求める日米欧などに対抗する「引き延ばし作戦」の意味合いもあるとされ、出はなをくじかれた格好だ。

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