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【経済インサイド】バブル崩壊で消えたサテライトオフィス 「働き方改革」の風に乗って帰ってきた!

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【経済インサイド】
バブル崩壊で消えたサテライトオフィス 「働き方改革」の風に乗って帰ってきた!

富士ゼロックスが首都圏に開設したサテライトオフィス。顧客訪問回数が増えるなど、営業担当者の業務効率が上がったという=東京都中央区(富士ゼロックス提供) 富士ゼロックスが首都圏に開設したサテライトオフィス。顧客訪問回数が増えるなど、営業担当者の業務効率が上がったという=東京都中央区(富士ゼロックス提供)

 通勤時間や出先からの戻り時間が短縮されれば、サテライトオフィスによる生産性の向上は十分に期待できそうだ。しかし、話は単に業務効率化にとどまらない。働く環境整備による、「優秀な人材の確保」という意味合いも大きい。

 国立社会保障・人口問題研究所によると、2060年までに15~64歳の生産年齢人口が、現在よりも4割以上減少する見込みだ。企業にとって若手人材確保は死活問題となっていく。

 殺人的な通勤ラッシュを避けたり、いちいち会社に戻らなくても出先から直帰できたり、自宅近くで仕事ができたり-。より魅力的な働く環境を用意できた企業が、この人材争奪戦で勝ち残ることができる。サテライトオフィスの再注目は、単なるワークライフバランスにとどまらない。人口減少社会を生き抜く、企業の経営戦略でもある。(滝川麻衣子)

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