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【日曜経済講座】米大統領選で株価どう動く? 市場の「俗説」は信憑性低い ニューヨーク駐在編集委員・松浦肇

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【日曜経済講座】
米大統領選で株価どう動く? 市場の「俗説」は信憑性低い ニューヨーク駐在編集委員・松浦肇

 俗説(3)「長期政権の方が株価は上りやすい」

 大統領も2期目に入るともう選挙が怖くないので、大衆迎合路線をやめて構造改革に移る。このため、「2期目の株価は上昇する」と思われがちだ。20世紀以降、8人の大統領が続投を果たしたが、2期目以降の平均株価上昇率は16%に過ぎず、これは29ある全任期平均の32%を下回る。

 ウィルソン氏(民主)は1期目(1912年)に、中央集権的な金融支配を嫌う上院議会の隙をついて、米連邦準備制度理事会(FRB)を設けた。中央銀行制度は信用システムの安定を担うはずだったが、2期目(16年)は好景気の反動で、株価は31%下げている。

 近年だと、第2次ジョージ・W・ブッシュ政権(2004年、共和)は低金利を追い風に好景気をおう歌していたが、不動産バブルが崩壊、金融危機が起きた。同任期の株価下落率は26%である。

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