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【話の肖像画】カルビー会長兼CEO・松本晃(5) 私の考えは成果主義

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【話の肖像画】
カルビー会長兼CEO・松本晃(5) 私の考えは成果主義

松塾で社員とともに議論する(カルビー提供) 松塾で社員とともに議論する(カルビー提供)

 〈ヒットを生み出す手腕は健在だ。発売から25年のシリアル「フルグラ」はここ5年間で売上高が約6倍になり、ポテトチップスやかっぱえびせん、じゃがりこなどと並ぶ事業の柱に成長した〉

 米国でホテルの朝食にシリアルが出てくるけど、まずくて食べられない。でも、フルグラは食べてみたらおいしい。なのに、平成3年の発売以降、売れ行きが伸び悩んでいた。米国のシリアル市場は2兆円ぐらいありますが、日本は250億円ぐらいだった。いくらなんでも100分の1はおかしい。「このおいしさなら、もっと売れるはずだ」と言って、人を集めて部門をまたいだプロジェクトチームをつくったのが23年ごろです。

 元の名称は「フルーツグラノーラ」でしたが、そんな長い名前は日本人の好みに合わない。マクドナルドはマック、スターバックスはスタバというじゃないですか。それで名称も変えました。また、売り場を見ていると穀物を原料とする商品なので、お米売り場に置かれていることが多かった。でも、米とシリアルのニーズは全く違う。牛乳やパンの売り場に移してもらった。こういう積み重ねで、急に売れるようになりました。

 〈フルグラは27年度に223億円を売り上げた。次は売上高500億円の目標を掲げるなど、成長にかける思いは人一倍強い〉

 もうからないと、設備投資も、新商品開発もできません。社員の給与を増やすこともできないし、税金だって払えない。配当も出せないし、社会貢献もできません。ダイバーシティや働き方の改革、簡素化、透明化、分権化と会社でいうのも、もうけるための仕組みを作っているだけです。一生懸命やっていて、成果が悪くなったら、それは私の責任。そのときは私が辞めればいい。

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