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【話の肖像画】カルビー会長兼CEO・松本晃(4) ダイバーシティの重要性に目覚める

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【話の肖像画】
カルビー会長兼CEO・松本晃(4) ダイバーシティの重要性に目覚める

タウンホールミーティングで従業員にダイバーシティの重要性について度々話している(カルビー提供) タウンホールミーティングで従業員にダイバーシティの重要性について度々話している(カルビー提供)

 〈平成5年にジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の日本法人に入社し、手術用の糸など医療機器部門の責任者として業績を上げ、11年には日本法人の社長に就任した。ダイバーシティ(多様性)を重視するグローバル企業の経営を目の当たりにした〉

 社長就任3年目の13年にグローバル各社のトップが集まる会議で「アキラ、日本はなぜダイバーシティに取り組まないんだ」という質問を受けました。最初は意味が分からなかったのですが、この時、指摘されたのは女性の登用拡大でした。「私の知る限り、日本では男性と女性が半々のはずだ」と皮肉られ、返す言葉もありませんでした。そこで全社員の35%を女性に、管理職の25%は女性に、執行役員以上の25%は女性にそれぞれする、という数値目標を設定しました。この目標は、20年に私が社長を辞めるまでに達成しました。

 〈J&Jでは女性の登用だけでなく、積極的な新商品投入や新規事業などにより、増益を果たすなどさまざまな実績を残した。9年間社長を務め、20年1月に最高顧問に退いた〉

 45歳でJ&Jに転職したときに、60歳になったら辞めると決めていました。辞める時期を決めていれば、そこに向かって全力投球できる。週末はゴルフ、夜は銀座で遊ぶといった社長ならば楽でしょうけど、私は銀座にはもう何十年も行ってません。息抜きもせず24時間365日、自分で考えて行動しなきゃいけない社長は、9年もやれば飽きますし、体力的にもしんどいです。

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