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【ロッテ創業者ら在宅起訴】狂った検察のシナリオ 「組織的裏金作り」立証できず

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【ロッテ創業者ら在宅起訴】
狂った検察のシナリオ 「組織的裏金作り」立証できず

逮捕状審査のため、ソウル中央地裁に出頭した韓国ロッテグループの重光昭夫会長=9月28日(共同) 逮捕状審査のため、ソウル中央地裁に出頭した韓国ロッテグループの重光昭夫会長=9月28日(共同)

 【ソウル=藤本欣也】日韓のロッテグループを率いる重光昭夫被告(61)が、実父で創業者の武雄被告(94)らとともに在宅起訴された。しかし韓国検察が描いていたシナリオとは異なり、「組織的裏金作り」や「政界工作ルート」の立件は不発に終わった。

 トップの逮捕という最悪の事態を回避したロッテ側は今後、経営の正常化に乗り出し、悪化した企業イメージの回復を図る構えだ。

 ソウル中央地検は6月10日、ソウル市内の韓国ロッテグループの本社や会長の昭夫被告、武雄被告の自宅などを一斉に家宅捜索、本格捜査に着手した。同地検全体の3分の1以上に当たる約240人を動員した大掛かりなものとなった。

 韓国メディアの報道によると、当初の捜査の焦点は(1)創業家の指示で巨額の裏金が組織的に作られていたのか(2)その裏金が政界工作に使われたのか-だった。

 実際、系列会社のロッテ建設が過去10年で約300億ウォン(約27億円)の裏金を作っていた疑いが浮上、捜査陣は色めき立ったとされる。昭夫、武雄両被告の指示か黙認なしに、系列会社が独自に巨額の裏金をつくるのは非現実的だったためだ。

 しかし役員ら約300人の事情聴取を行ったものの、裏金作りで両被告の指示があったとの証拠は得られなかった。検察側に痛手となったのは、「ロッテを最もよく知る人物」とされた李仁源(イ・インウォン)副会長が8月下旬に自殺したことだった。

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