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JR九州 優待新設などで個人取り込み 注目は上場後の株価

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JR九州 優待新設などで個人取り込み 注目は上場後の株価

平成28年度の上場を目指しているJR九州の本社が入るビル=福岡市博多区 平成28年度の上場を目指しているJR九州の本社が入るビル=福岡市博多区

 JR九州の株式の売り出し価格は仮条件の上限となり、利益を稼ぐ駅ビル・不動産事業や地元・九州でのブランド力への投資家の期待をうかがわせた。同社も株主優待制度を新設するなど、株主の裾野拡大に力を入れる。

 株式を取り扱う証券会社は9月下旬、東京や大阪、九州各県で計10回、投資家向けの説明会を開催し計700人近くが出席した。東京会場にいた男性会社員(34)は「地方都市の中で福岡は勢いがあるし、駅ビル・不動産事業に期待が持てる」と関心を示した。

 国内の証券関係者は「電鉄株というよりは不動産株という評価。配当利回りもある程度あり、中長期で保有したい投資家は多いのでは」との見方を示す。

 投資金額を引き下げるため、JR九州は8月に株式分割を実施。証券会社を通じて申し込み、抽選に当たれば最低投資金額は26万円(売買単位の100株×売り出し価格の2600円)と、個人投資家にも手が届きやすい水準となった。

 また、同社は上場に合わせて株主優待制度を新設。運賃や特急料金などを5割引きしたり、系列ホテルの宿泊料などを大幅割引したりする優待券を発行する。株主優待に詳しい市場関係者は「既に上場している本州3社と遜色のない内容」と指摘する。

 今後の注目は初値など上場後の株価。平成5~9年の本州3社上場時はいずれも初値が売り出し価格を上回った。市場では「JR九州の初値も売り出し価格を5~20%上回るだろう」との声がある。(森田晶宏)

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