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【Our World JAPAN】世界市場の制覇を目指す日本の食品メーカー

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【Our World JAPAN】
世界市場の制覇を目指す日本の食品メーカー

サッポロよりもさらに長い歴史を誇るのが、210年以上にわたって事業を続けてきた食品メーカーのミツカンだ。同社の主力製品は醸造酢で、料理の風味を引き出すだけでなく、カルシウムなどのミネラルの吸収率を高める作用があるほか、疲労回復や食品の保存にも役立つものだ。ますます健康志向が高まる今日の世界では、これらの効果は広く評価されつつある。

品質管理とイノベーションはともにミツカンの方針の中核を成しており、これまでに同グループが成し遂げた技術的進歩には、2002年に初めて酢酸菌のゲノム解析に成功したことなどが含まれる。ミツカングループの中埜和英会長兼CEOの実の父親は「純正食品キャンペーン」を開始し、「醸造酢」と「合成酢」を明確に分けて表記するプロセスをつくり上げた。

今日、ミツカンは米国における大手調味料メーカーの座の一画を占めており、現地に17の生産施設を有している。その事業拡大の一環として、14年には英蘭日用品大手ユニリーバから不振に陥っていたパスタソースブランドのラグーアンドベルトッリを買収した。中埜会長はこの買収について「ミツカンが開発した新商品、特にラグーの新しいパスタソース『ホームスタイル』のおかげで業績は好転した」と語っている。

300年にわたって食品の流通・マーケティングを行ってきた国分グループ本社の國分晃副社長兼最高執行責任者(COO)によると、同社は米国に施設を置く予定はないものの、今後、米国の消費者に自社製品を紹介していく方針だ。

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