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【Our World JAPAN】世界市場の制覇を目指す日本の食品メーカー

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【Our World JAPAN】
世界市場の制覇を目指す日本の食品メーカー

17世紀にドイツ商人によってもたらされた日本のビールは、現在では世界に輸出されるようになっている。12年の世界市場での消費量は1億8737万キロリットルで、このうち日本の消費量はわずか3%だ。米国のバージニア州やテキサス州の醸造所は、ライセンス契約を結んで「キリン」ブランドのビールを生産しており、カナダの醸造所も同様にサッポロとアサヒのビールを製造している。大手ビール会社の国内シェアは、アサヒが38%、キリンが35%、サントリーが15%となっている。

米国市場におけるサッポロの主な課題の一つが、日本のビールは和食とともに出されるもの、あるいは日本食レストランでのみ飲まれるものという固定観念を変えることだ。

上条CEOは「人々の意識と自社の流通販売の両方を戦略的に高めつづけるにはどうすればいいかをつねに考えている」と説明する。同CEOによると、サッポロにとって米国は最も魅力的な市場の一つであり、会社としての理想は、質の高いビールを米国の消費者に提供し、最終的にサッポロを世界に広く認知されるブランドとすることだ。また、同社はポッカコーポレーションを3年前に買収したことで、食品事業でも足掛かりを得た。

日本のほとんどの企業にとっても同じことだが、原材料の品質は最も重要なことだ。上条CEOは「原材料はどのようにして扱うべきか、どのようにして育てるべきなのか、私たちはいつも考えています」と語る。この思考法が日本だけでなくカナダやオーストラリアでも麦芽を育てる動きに繋がったのだそうだ。さらに、サッポロはホップの開発も行っており、さまざまなクラフトビールのメーカーがそのホップを使用しているという。

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