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【Our World JAPAN】世界市場の制覇を目指す日本の食品メーカー

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【Our World JAPAN】
世界市場の制覇を目指す日本の食品メーカー

さらに、三宅社長は、「現在、キユーピーは世界規模での事業拡大を目指し、液体調味料から展開を開始している」と語る。しかし、世界を視野に物事を考えるのは大きな挑戦であり、新しい顧客モデルに適応するには困難が伴うはずだ。同社長も、本国で上手くいった手法が必ずしも新しい市場で受け入れられるとは限らないと認めたうえで、「事業拡大の第一歩は、各国の消費者のニーズを真に理解することだ」と述べた。ただし、この問題もキユーピーにとって難しいものではなさそうだ。同社長は「キユーピーは、創業から現在にいたるまで、世界を視野に物事を考えてきた。その思考法は私たちのDNAに組み込まれている」と語り、自信をうかがわせた。

また、これとは別に着実な成長を遂げているのが菓子大手のカルビーだ。同社は過去7年で年間の成長に占めるシェアを10倍に拡大。現在、日本のスナック菓子分野で55%のシェアを得ているが、これをさらに68%に拡大する目標を立てている。松本晃社長は「総合的にみて、カルビーの成長はスナック市場に支えられてきた」と説明するが、この2、3年はシリアルの台頭もあって、この傾向は変化してきたという。同社が最も重視しているのは、安全性と高い品質だ。松本社長は「日本の食品市場では、消費者は品質に大変気を使う」と強調。高齢化社会が進行するなか、より健康に配慮した製品に注力していると述べた。

カルビーは、米国での事業拡大にも力を入れており、米国市場では20年までに売り上げ5億円達成を目標に設定した。現在のところ、同社の売り上げの3分の2を米国と中国が占めている。

飲料産業に目を向けると、140年にわたって事業を展開してきたビール大手サッポロビールも一貫して高い水準の品質を維持しており、現在の上条務最高経営責任者(CEO)が就任して以降の5年間、安定した収益を確保するとともに投資増を実現している。

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