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【基準地価】マンション市場は潮目 世田谷は鈍化、郊外は予想以上の反響も

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【基準地価】
マンション市場は潮目 世田谷は鈍化、郊外は予想以上の反響も

 例えば世田谷区。大手不動産会社の担当者は「駅に近い物件は3・3平方メートル単価が400万円でも売れ行きは好調。しかし、駅から徒歩20分圏で本来の実力を大幅に上回る300万円以上に設定したような物件は、急速に売りにくくなっている」と指摘する。

 郊外は逆の意味で、潮目が変わりつつある。「ファインシティ東松戸モール&レジデンス」(千葉県松戸市)の販売センターでは休日ともなると販売スタッフが対応に追われ続ける。松戸市は子育てしやすい自治体の代表格。徒歩2分の東松戸駅は3路線が乗り入れるなど交通の利便性が高く、最多価格帯は3400万円台と購入しやすい点が若いファミリー層の購買意欲をかきたてる。

 郊外物件は、建築費の高騰に伴って市場価格との乖(かい)離(り)が生じていたが、デベロッパーの見方は「適正価格の物件を投入すれば新築でも売れる」で一致する。

 こうした中、東京五輪関連の受注活動が一段落した結果、建築費が落ち着くとの見通しも強まってきた。建築費がさらに下がっていけば、「個性的で顧客を引きつけるプロジェクトが増え、郊外型が人気を取り戻していく」との見方もでている。(伊藤俊祐)

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