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伊大手、深刻な資本不足で健全化策決定 欧州銀行のストレステスト結果公表

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伊大手、深刻な資本不足で健全化策決定 欧州銀行のストレステスト結果公表

 【ベルリン=宮下日出男】欧州銀行監督局(EBA)は29日、欧州連合(EU)域内とノルウェーの主要51行を対象としたストレステスト(健全性審査)の結果を公表した。景気が悪化した場合、深刻な自己資本不足に陥るのは、巨額の不良債権を抱える伊大手モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行(モンテ・パスキ)のみで、同行の経営基盤の脆弱さが突出した。

 審査は2015年末の資産状況を基に18年末までの3年間で、大幅な景気悪化などが収益や資本に与える影響を評価した。51行全体では2690億ユーロ(約30兆7千億円)の中核的自己資本が損なわれ、中核的自己資本比率は13・2%から9・4%に低下するとした。

 金融市場の不安の焦点となっているモンテ・パスキの自己資本比率は12・01%からマイナス2・23%に落ち込む。今回の審査では合否判定を行わず、その基準も示されていないが、14年の前回査定で「合格ライン」とされた5・5%を割り込んだのは同行だけとなった。

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