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「安比奈線」復活せず 西武鉄道、車両基地計画を中止

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「安比奈線」復活せず 西武鉄道、車両基地計画を中止

 西武ホールディングス(HD)は10日、西武鉄道が埼玉県川越市に建設予定だった「安比奈(あひな)車両基地」の計画を取りやめると発表した。西武新宿線南大塚駅(同市)から分岐する「安比奈線」を半世紀ぶりに復活させ、新駅を設けて旅客輸送する構想は正式に中止となった。

 中止の理由について、西武HDは同日の決算会見で「南入曽車両基地(同県狭山市)の増強などにより、新基地の必要がなくなった」と説明した。

 安比奈線は、南大塚駅で北側に分岐後、国道16号と交差し、入間川沿いへと続く全長約3キロの貨物線。かつては入間川で採取した川砂利を輸送していたが、昭和42年に休止された。

 同線を活用して車両基地を建設する計画は、西武新宿線の旅客増加に対応する目的で60年代に浮上。一時は無期延期となったが、西武鉄道は平成20年に検討継続を表明していた。

 西武HDは計画中止に伴い、車両基地の用地約20ヘクタールに関する減損損失126億円を27年4~12月期連結決算で特別損失に計上した。今後の用地利用については川越市などと協議するという。

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