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【経済インサイド】中国経済最前線を視察する大学生を同行ルポ 産業ロボの需要拡大 日本のソフトパワーを改めて実感

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【経済インサイド】
中国経済最前線を視察する大学生を同行ルポ 産業ロボの需要拡大 日本のソフトパワーを改めて実感

安川電機が江蘇省常州市で本格生産を開始した産業用ロボット工場で、青く塗装されたロボットアーム(右)の操作を体験する中央大学の学生(河崎真澄撮影)

 「あるいはハードウエアで中国企業に追いつかれる日が来るかもしれないが、ソフトウエアの競争力はまだまだ強い」。安川電機が2013年5月に中国の江蘇省常州市で本格生産を始めた産業用ロボット工場で、現地法人の荒木伸弥社長は、日本から視察に訪れた大学生らを前に強い自信をのぞかせた。

 「13億6000万もの人口を抱える中国で産業用ロボット工場がなぜ必要なのか」「生産ラインで金属表面を洗浄剤を使わずにドライアイスを吹き付けて洗浄する最新鋭の技術を中国で導入したのはなぜか」「製品技術を模倣される恐れはないか」などと鋭い質問が飛び交った。

 訪れたのは、グローバル人材の育成を目指して中央大学(酒井正三郎総長・学長)が中国経済の最前線を自分の目で見てもらおうと企画した「企業研究プログラム@上海」に、学内で選抜されて参加した計14人の学部生と大学院生。9月6日から13日までの日程で江蘇省や上海市で政府機関、日系企業、中国企業などの話に耳を傾け、自分たちが進むべき道を探している。

 この海外研修へは、上海在住の中大卒業生らが組織する上海白門会(大友志郎会長)のメンバーが訪問先を調整するなどして協力。上海理工大学の日本文化交流センター(何偉銘センター長)が受け入れ単位となって学生寮や討論会場を提供したほか、日本語を学んでいる中国人学生らとの交流を促した。

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