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サンマ、中台の乱獲どう防ぐ 日本は厳しい駆け引き必至

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サンマ、中台の乱獲どう防ぐ 日本は厳しい駆け引き必至

日本と台湾のサンマ漁獲量

 マグロだけでなく庶民の魚として親しまれたサンマに対しても資源保護が必要になったのは、中国や台湾などが北太平洋の公海上でサンマを乱獲していることが背景にある。アジア各国の所得水準の上昇や健康志向の高まりによりサンマの需要は拡大の一途で、適切な管理をしなければ資源が枯渇するのは必至だ。最大消費国の日本が資源管理を主導できるかが安定供給のカギを握る。

 3日に開催された北太平洋漁業委員会の初会合で、急増する中国漁船の隻数削減を求める日本の提案に中国は反発した。今後、日中両国間で協議を続けるが「中国が日本の提案に従うかは不透明だ」(水産庁関係者)という。

 日本のサンマの漁獲量は平成20年の34万3225トンをピークに減少が続き、25年には14万7819トンに激減した。サンマは太平洋全域に生息するが、日本は主に排他的経済水域内で漁獲し、公海上では少ない。

 一方、中国や台湾などの漁獲量はここ10年で急増している。特に台湾は中国向けの輸出が拡大した20年以降、毎年10万トンを超え、25年に初めて日本の漁獲量を上回った。漁獲の大半は北太平洋の公海で、サンマの群れが日本付近に来遊する前に先取りする。しかも、日本の漁船の約5倍となる1千トン規模の漁船で「稚魚も多く取られてしまう」(漁業関係者)。

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