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上海株また急落、右往左往の中国市場 共産党内部の権力闘争を反映か

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上海株また急落、右往左往の中国市場 共産党内部の権力闘争を反映か

25日も幅広い銘柄に売り注文が殺到した上海株を示す電光掲示板=25日、北京(共同)

 25日の上海株式市場は、中国人民銀行(中央銀行)が同日午前に公開市場操作で大規模な資金供給を行ったにもかかわらず、当局は株価下支え策に見切りを付けたとの観測が優勢となり、パニック売りが止まらなかった。同日夜になって、人民銀行は政策金利と預金準備率の26日からの同時引き下げを発表し、狼狽(ろうばい)ぶりを露呈した。

 市場は「アクセルとブレーキを同時に踏むちぐはぐな金融政策が投資家心理を冷え込ませている」(証券アナリスト)と分析。後手に回ってばかりの対応の背後には、中国共産党内の権力闘争も見え隠れする。

 人民銀行の公開市場操作は週2回の定例。ただ、18日、20日、25日の3回はいずれも1千億元を超える異例の規模だった。株式市場に直接流れる資金ではないが、金融不安回避に向けて強い姿勢を示した格好だ。

 中国政府は23日、年金基金の株式投資を解禁したほか、24日には不動産市況の回復傾向などを理由に通年の経済成長率目標7・0%達成に改めて自信を示すなど、市場不安を払拭しようと躍起になっている。

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