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米FRB、ゼロ金利政策を維持 「緩やかに景気拡大」を確認

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米FRB、ゼロ金利政策を維持 「緩やかに景気拡大」を確認

 米連邦準備制度理事会は29日、連邦公開市場委員会(FOMC)で、現在の事実上のゼロ金利政策を維持することを決めた。またFOMC後の声明では足下の経済状況について「緩やかな拡大が続いている」との見方を改めて確認した。

 利上げ開始のタイミングについては、労働市場がさらに改善し、物価上昇率がFRBが目標とする2%に戻るという「合理的な確信」が得られた場合とする従来の見解を繰り返した。

 声明は労働市場の状況について、「力強い雇用増」があったと評価。仕事不足などのために労働力が十分に活用されていない状況も「今年初め以降、解消されてきた」とし、6月の声明の「いくらか解消された」との文言より表現がわずかに強められた。

 イエレン議長は15日の下院金融委員会での証言で、経済拡大が予想通りに進んだ場合は「年内のどこかで利上げが適切になる状況になる」と話した。今回の声明で景気認識や金融政策の見通しについて大きな変化が出なかったことから、FRBが年内利上げ開始を見据えていることが改めて明らかになった。

 ただし物価上昇率は2%を下回る状況が3年以上も続いている。FRBは原油価格の安定化にともなって物価上昇率も回復するとみているが、「進展を注意深く見守る」との立場も強調している。

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