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【東芝不正会計】経済界で批判渦巻く 「どこが問題か説明不足」「目標達成指示できなくなる」

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【東芝不正会計】
経済界で批判渦巻く 「どこが問題か説明不足」「目標達成指示できなくなる」

 経団連の夏季フォーラムが23日、長野県軽井沢町で2日間の日程で始まった。東芝副会長だった佐々木則夫経団連副会長が同社の利益水増し問題の責任を取り辞任したことから、参加者からは「東芝は説明し切れていない」といった非難の声が出た。

 経団連の榊原定征会長は東芝の問題で「経営トップが不適切会計に関与し、市場の信頼を失墜させ、企業価値を毀損(きそん)した。辞任という責任の取り方は妥当だ」と報道陣に言及。出席者の間からは「現時点では、何が起きていたのか、何が問題点だったのかを東芝が説明しきれていない」(金融トップ)との指摘や、「このままだと、社内で数値目標達成を強調することも難しくなる」(メーカー社長)という他社への影響を懸念する声が聞かれた。

 経団連以外からも、日本自動車工業会の池史彦会長(ホンダ会長)は23日の記者会見で、「私見」と断った上で「(海外投資家などから)日本の企業すべてがこうした不適切会計をしていると思われるのではないか」と懸念を示した。

 日本鉄鋼連盟の柿木厚司会長(JFEスチール社長)は「各社が、自社の状況を点検していくことになる」と語った。

 経団連の夏季フォーラムは23日、石破茂地方創生担当相を招き、地域経済の再生の方策などで意見を交した。24日に技術競争力の引き上げに向けた施策などを議論する。

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