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【ギリシャ危機】「1500億円分」円建て債に焦げ付き懸念強まる…未償還時「株式」「為替市場」に混乱の恐れ

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【ギリシャ危機】
「1500億円分」円建て債に焦げ付き懸念強まる…未償還時「株式」「為替市場」に混乱の恐れ

ギリシャ危機の影響を受け、終値で427円安をつけた日経平均株価を示すボード=6日、東京都中央区(寺河内美奈撮影)

 ギリシャ国民投票でEUの求める財政再建策が拒否されたことを受け、政府・日銀は6日早朝、幹部が対応を協議した。市場では、今後2年間に償還される約1500億円分の円建てギリシャ国債(ギリシャ国鉄債を含む)が、焦げ付くことに対する懸念も高まっている。

 円建てのギリシャ国債は、日本で発行されたサムライ債(円建て外債)と海外で発行されたユーロ円債がある。1995~97年の発行分(約2500億円)のうち、2012年のギリシャ危機時に債権カットされた分や償還分を除き、約1500億円が残る。

 14日に償還予定のサムライ債は20年前に日本の個人や機関投資家に発行され、現在116億円が残っている。残高はそれほど大きくないが、償還されなかった場合、株式や為替市場に混乱が広がる恐れがある。

 一方、金融関係者によると、3日に期限を迎えた別のユーロ円債の利子約5億円は支払われたという。

 麻生太郎財務相と黒田東彦総裁は6日、「日本とギリシャとの直接の経済・金融上の関係は限定的だが、市場の動向を注視していく」との談話をそれぞれ発表した。

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