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【主張】防衛予算 思い切った充実が必要だ

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【主張】
防衛予算 思い切った充実が必要だ

 防衛費を思い切って充実させる方向へ舵(かじ)を切りたい。それなくして、平和と繁栄、国民の安全を守ることは難しい。

 周辺国は軍事力を急速に拡大し、日本との差は開いている。傍観を続ければ、日本をめぐる軍事バランスは不利になる一方である。

 日本の島を奪おうと侵攻したり、軍事力をかさに着て無理な要求を押し付けたりする誘惑にかられる国が現れてもおかしくない。外交努力はもちろん、自衛隊を整備し、日米同盟の絆を強めて抑止力を高めるべきである。

 装備品調達にあたって無駄を排し、効率性を重視する取り組みは重要である。だが、それだけで国の守りに必要な予算を確保できるか。平和が破れると、人命が失われ、多大な財政支出も余儀なくされることを考えておくべきだ。

 政府は12月に防衛力整備の指針となる「防衛計画の大綱」を改め、平成31年度から5年間の中期防衛力整備計画をまとめる。

 安倍晋三首相は8月29日、大綱見直しの有識者懇談会で、「安全保障環境は現大綱を策定した5年前に想定したよりも格段に速いスピードで厳しさと不確実性を増している」と語った。

 中国の国防費は30年間で50倍以上に膨れあがり、今年は18兆4千億円である。それが南シナ海などで覇権を目指す行動につながっている。北朝鮮は核兵器と弾道ミサイル戦力の拡充を続けている。

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