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【日曜に書く】女子レスパワハラ・アメフト悪質タックル…相次ぐ不祥事 スポーツ界は釜石を忘れていないか 論説委員・佐野慎輔

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【日曜に書く】
女子レスパワハラ・アメフト悪質タックル…相次ぐ不祥事 スポーツ界は釜石を忘れていないか 論説委員・佐野慎輔

大漁旗を振って応援する釜石市民ら=釜石鵜住居復興スタジアム(蔵賢斗撮影) 大漁旗を振って応援する釜石市民ら=釜石鵜住居復興スタジアム(蔵賢斗撮影)

 全国陸上は、パリ大会への1次予選会も兼ね、2カ月後の11月10、11日に東大駒場グラウンドで行われた。そして、建設中だった明治神宮外苑競技場の工事も再開。その直前には競技場内に砂を敷いて臨時のトラックを設け、東京市主催の陸上競技大会も開催された。

 被害が大きかった隅田川周辺に運動施設を持つ公園をつくるよう進言、実現にこぎ着けた。「広い公園は避難場所になる」との考えが根底にあった。

 嘉納が中心になり、まとめた復興案を推進していくのが内務大臣の後藤新平である。おもしろいと思ったことはすぐ実現に移す。後藤の政治力がスポーツの力を引き出したことはいうまでもない。

 ◆どうなっているんだ

 今年ほど、スポーツ界に不祥事が続出した年はない。

 カヌー選手の薬物混入騒動に始まり、女子レスリングのパワーハラスメントに大相撲の暴力事件。大学アメリカンフットボールの悪質タックルと日本ボクシング連盟会長の専横問題は世間を騒然とさせた。さらにバスケットボールのアジア大会代表選手による買春事件、居合道の昇段試験に伴う金品授受。女子体操選手と指導者をめぐる騒動と続けば、この国のスポーツ界のありようが問われる。

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