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【正論】米中覇権争い乗り切る日本の道 東京国際大学教授・村井友秀

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【正論】
米中覇権争い乗り切る日本の道 東京国際大学教授・村井友秀

村井友秀・東京国際大学教授 村井友秀・東京国際大学教授

 朝鮮半島支配を強める中国

 中国にとって北朝鮮は単なる隣国ではない。北朝鮮は2千年前の漢の時代には中国の一部(漢四郡)であり、その後も朝貢国として中国に従属した。中朝は「唇亡ぶれば歯寒し」密接不離の関係である。北朝鮮が国連制裁を受けたときには、中国が制裁に加わる振りをして制裁を骨抜きにし北朝鮮を守った。

 ただし、中国は北朝鮮を守る代償として北朝鮮の鉱山や港などの重要なインフラを50年以上長期間租借する。軍事力よりも経済力で支配する「新植民地主義」によって、北朝鮮は中国の配下に置かれた。故に北朝鮮の役人が「日本は百年の敵、中国は千年の敵」と発言する事態になっている(RFA2018年1月4日)。

 韓国における親北政権の誕生は、平和的に南部朝鮮へ進出する絶好の機会を中国に与えた。この機会を生かすために中国は米軍の介入を招きかねない北朝鮮の挑発を抑えた。

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