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【別府育郎のスポーツ茶論】ドーハからカタールへ 

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【別府育郎のスポーツ茶論】
ドーハからカタールへ 

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 不安もある。

 森保が代表でボランチとして活躍した時代は、全選手が日本国内でプレーしていた。フランス大会も同様である。先のロシア大会のベルギー戦では、先発した日本の11人中10人が欧州のクラブに在籍していた。

 対して森保には、海外での指導経験がない。

 ラグビーのW杯で日本を率いて強豪南アフリカを倒し、世界を驚かせたエディ・ジョーンズが日本記者クラブで行った退任会見を思い出す。後任人事について「日本は日本人のコーチを求めている」と前置きし、こう述べた。

 「もし自分が日本人で代表のコーチをしたいと考えるなら、海外に出向く。スーパーラグビーやプレミアシップでトップレベルのコーチングを学ぶ。日本にいる日本人コーチは、そうすべきだ」

 金言であると思う。だがもう、森保に任せたのだ。彼の同世代には、欧州でコーチ経験を積む藤田俊哉らの存在もある。総力を結集して好漢の新監督を支えてほしい。

 サッカーのW杯では、自国出身の監督以外、W杯の優勝に導いていないという歴史的事実もある。

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