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【正論】持続可能な社会つくる歴史観を 社会学者、関西大学東京センター長・竹内洋

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【正論】
持続可能な社会つくる歴史観を 社会学者、関西大学東京センター長・竹内洋

社会学者の竹内洋・関西大学東京センター長 社会学者の竹内洋・関西大学東京センター長

 いかに未来へのつけを減らすか

 ひとつは「タイタニック・メンタリティー」である。没落が未来ならば、旅は楽しく、快適にという現在主義・刹那主義である。

 そうした中では、官僚こそが、短期的ではなく長期的、部分的ではなく全体的思考ができるかもしれない頼みの綱である。これまでは官僚自身の矜持(きょうじ)もそこにあったはずである。しかし、森友・加計問題の対処や近年多発するかれらの不祥事をみていると、官僚もまた、というよりも、官僚こそ刹那主義(タイタニック・メンタリティー)のニヒリズムに陥っているのではないかと思えてしまう。

 もうひとつの危険は、極論を呼号し、人々を使嗾(しそう)するデマゴーグの時代になりやすいことだ。

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