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【日曜に書く】後世に残る日本代表の戦い 語り継ぐ大切さを考える 論説委員・佐野慎輔

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【日曜に書く】
後世に残る日本代表の戦い 語り継ぐ大切さを考える 論説委員・佐野慎輔

サッカーW杯ロシア大会、日本代表はポーランドに敗れたものの決勝トーナメント進出を決めた(中井誠撮影) サッカーW杯ロシア大会、日本代表はポーランドに敗れたものの決勝トーナメント進出を決めた(中井誠撮影)

 勝っていたかもしれない。いまもなお、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の余韻がくすぶる。

戦いが琴線に触れる

 ベスト8をかけた決勝トーナメント1回戦。日本代表は首の皮一枚まで、強豪ベルギーを追い詰めた。しかし、わずかな隙を世界のトップチームは見逃さない。一度囲みが破られれば、後は守勢にまわるだけ。これが世界の実力なのか。

 初出場した1998年フランス大会から20年。「悲願の」と形容されていたW杯も出ることがあたりまえになって久しい。いまは決勝トーナメントで勝ち上がることが求められる。

 だからこそ、1次リーグ突破を決めたポーランド戦。降りそそぐブーイングに耐えながら選手たちはボールをまわし、西野朗監督はうめくように言葉を絞り出したのだった。

 「ワールドカップにはそうした戦いもある」

 結果論ではなく、ルールにのっとったぎりぎりの戦略が、ベルギーとの熱戦につながった。その戦いぶりが琴線に触れ、サッカー熱が高じた人も決して少なくないだろう。

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