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【主張】いじめメモ隠蔽 「教育者」の名に値しない

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【主張】
いじめメモ隠蔽 「教育者」の名に値しない

 これが教育に携わる者の所業か。中学生の自殺に関する聞き取りで、いじめに関するメモが隠蔽(いんぺい)されていた。

 あまりの無責任さに、憤りを覚える。子供を守るべき学校に、あるまじきことである。

 平成28年、神戸市立中学3年の女子生徒が自殺した。学校は他の生徒から聞き取り、いじめの内容を記したメモを作った。遺族は知りたいと望んだ。当然である。

 当時の校長は昨年3月、市教育委員会の首席指導主事に相談し、メモは残していないと遺族に答えた。市教委は生徒の自殺直後に設置された第三者委員会にも、メモは存在しないと報告した。

 実際にはあった。悪質極まりない隠蔽である。その動機には、あきれるほかない。

 校長から相談を受けた主事は、「(遺族への)情報開示が終わっているので今さら出せない。出せば事務処理が増える」とした。

 遺族の申し立てで、神戸地裁による証拠保全手続きがなされた。その際も主事は「先生、腹をくくってください」といい、校長はメモを提出しなかった。

 仕事が増えるのがいやだといっているのだ。隠蔽を指示した主事も、唯々諾々と従った校長も、言語道断である。

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