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【異論暴論】正論7月号来月1日発売 セクハラ問題を考える 非難し合う社会にしない

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【異論暴論】
正論7月号来月1日発売 セクハラ問題を考える 非難し合う社会にしない

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 ひところ、有名人の不倫疑惑を報じるのが週刊誌やテレビのワイドショーで流行していたが、この頃はセクハラ報道をよく見るようになった。特に前財務事務次官の「触ってもいい」という発言をテレビ朝日の女性記者がひそかに録音し、週刊新潮に報道させた一件は、政治問題に発展した。次官の品位や政治の責任が問われたのだが、7月号では少し視点を変えて考えた。

 テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏は、テレ朝が自社で報じなかったのは、取材先の財務省への「忖度(そんたく)」ではないかと批判する。自分の名前を隠した女性記者の行為も、マスコミ人として「残念」だという。「告発するなら、実名でしょ」。前衆院議員の金子恵美氏は、野党議員の「#Me Too(私も)」運動に批判的。本気で運動するなら与野党問わず声をかけ、野党議員のセクハラ疑惑も追及すべきなのに、結局、「セクハラを政局の材料」にして、政権批判がしたいだけではないか。

 人はなぜ「セクハラ」をするのか。動物行動学研究家の竹内久美子氏と埼玉大学名誉教授の長谷川三千子氏が議論する。世にいう「セクハラ」は、チンパンジーにも見られるという。

 男女がいれば、そこに性的関心が生じるのは当然。いまやLGBTが表だって市民権を得る社会だから、男性同士、女性同士でも当然としなければならないが、男女を問わず「セクハラだ」と非難し合う社会にしてはいけない。ただ、そんな理想論はともかく、現に「キスする?」と迫られたら、どうするか。長谷川氏の答えは痛烈にして痛快。「私なら『てめえなんだ』と殴っちゃう(笑)」(菅原慎太郎)

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