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【日曜に書く】「バイオ未来キッズ」の元気 論説委員・長辻象平

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【日曜に書く】
「バイオ未来キッズ」の元気 論説委員・長辻象平

 自然発生説の否定には長い年月を必要とした。パスツールによる実験で最終的な決着をみたのは19世紀後半のことだった。レーウェンフックの顕微鏡も論争に一枚、かんでいる。

 『生物学は-』には、DNAの発見に至るまでの生命科学の研究史が概説されている。

 子供たちは、偉大な科学者の考え方に触れると同時に、多くの貴重なメッセージを受け取ることになる。「ときには先人の研究に疑いを持ち、または先人の研究をさらに先に進めるような仮説を考えることによって未来へと向かえるのです」といった教訓だ。

次世代に託す国の未来

 バイオ未来キッズは、食育の大切さと日本の食文化を重視しており、親の世代向けに、代表的な発酵食品の味噌(みそ)作り教室も開いている。

 米国の中学校で使われている生物学の教科書の翻訳も完了、年内の出版を予定している。西山さんは「没個性的なわが国の教科書とは全く異なる優れた内容です」と話す。日本の理科教育に一石を投じる考えだ。

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