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【主張】高齢者と薬 多剤服用の被害を防ごう

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【主張】
高齢者と薬 多剤服用の被害を防ごう

 指針は医療職が使用することを想定している。同時に必要なのは、多くの薬を服用する患者の側が、自分にとって本当に必要があるのかを認識することだ。

 患者自身が薬をほしがることには、医師らも頭を悩ませる。薬を減らしたり、やめたりすることに消極的なケースもある。薬には利益だけでなく、不利益もあることを肝に銘じたい。

 複数の疾患で医療機関を掛け持ちする高齢者も多いが、薬はなるべく1カ所で受け取りたい。

 かかりつけ医、かかりつけ薬剤師を持つことが、薬による健康被害を避ける第一歩となる。お薬手帳の活用も重要だ。使用する市販薬も記入したい。

 ただし、素人判断で薬をやめたり、減らしたりしてはならない。急な中止で離脱症状を起こすものもあるからである。

 医師や薬剤師と、しっかりコミュニケーションを取る。そういう土壌は、医療職だけの努力では作れない。患者も一緒に取り組むことが欠かせない。

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