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【主張】拉致問題 解決へ不断の努力続けよ

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【主張】
拉致問題 解決へ不断の努力続けよ

 トランプ米大統領は訪米した安倍晋三首相に、6月上旬までに開催予定の米朝首脳会談で拉致問題を提起することを約束し、「日本のために最善となるよう、ベストを尽くす」と明言した。

 拉致は、北朝鮮による理不尽極まりない国家犯罪である。その全面解決とは、被害者全員の帰国である。

 政府はこの機を逃さぬよう、拉致問題の最終解決に向けた不断の努力を続けなくてはならない。

 トランプ氏が直接、金正恩朝鮮労働党委員長に拉致問題の解決を迫ることは硬直化した事態を打開する大きな助けとなるだろう。

 これは、トランプ氏に拉致問題の提起をうながし続けた安倍政権による外交や、この問題の悲惨さを同氏に訴え続けた被害者家族の努力の成果といえる。

 トランプ氏は昨年9月の国連演説で拉致被害者の横田めぐみさんを念頭に北朝鮮を批判し、11月の来日時にも家族会に拉致問題解決への尽力を約束していた。家族ら関係者が、トランプ氏の手腕に期待をかけるゆえんである。

 米朝会談では、拉致問題の解決なしに北朝鮮は未来を描けないという日本の主張を、トランプ氏の口から、厳しく金正恩委員長に突きつけてほしい。

 ただし現時点では、何一つ具体的な進展があるわけではない。米朝会談の行方は不透明であり、トランプ氏の積極姿勢に期待をかけるばかりでは、当事国として、あまりに主体性に欠ける。

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