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【主張】森友問題と財務省 目に余る緩みをどう正す

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【主張】
森友問題と財務省 目に余る緩みをどう正す

 「最強官庁」と呼ばれてきたことが不思議なほどの体たらくである。

 学校法人「森友学園」への国有地売却問題をめぐり、財務省がごみ撤去作業の口裏合わせを学園側に求めていたことがわかった。ごみ撤去費を過大に見積もるよう、国土交通省に求めていた疑いも浮上した。

 売却価格の不当な値引きを疑わせる工作と言わざるを得ない。国民への重大な背信行為だ。

 これでも足りないのか、事務方トップの福田淳一財務事務次官のセクハラ疑惑まで週刊誌に報じられたのは言葉を失う。

 森友問題の実態解明を約束しても信じられない。国民がそう受け止めているという危機感を、どれほど抱いているのだろう。

 責任者は麻生太郎副総理兼財務相である。首相も務めた人物だ。政治家としての命運をかけ、たがを締め直してもらいたい。

 ところが、麻生氏は福田氏について、口頭の訓戒で十分という認識を示している。福田氏は森友問題を取材する女性記者に対し、執拗(しつよう)にセクハラ発言を繰り返したとされる。

 麻生氏は「事実ならば、セクハラという意味でアウトだ」と述べた。そうであれば事実をはっきりさせるべきではないか。口頭の訓戒で、真の出直しができる態勢がとれるとは考えがたい。

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