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【主張】キング師暗殺50年 今こそ「夢」を現実にせよ

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【主張】
キング師暗殺50年 今こそ「夢」を現実にせよ

 黒人の地位向上を目指した米公民権運動の指導者、マーティン・ルーサー・キング牧師が1968年4月4日に白人男性の狙撃により暗殺されてから50年がたった。

 人種差別と暴力の撤廃を訴えたキング牧師の功績は、米国の歴史に刻まれ、党派を超えて支持されている。

 暗殺の地テネシー州メンフィスを中心にこの日、いくつもの集会や行進が行われた。牧師の闘いが今も続いている証しである。

 63年の「ワシントン大行進」における、25万人を前にしたキング牧師の演説「私には夢がある」は、自由と平等の普遍的メッセージとして、米国のみならず世界中に影響を与えた。

 同じワシントンで3月24日、キング牧師の9歳の孫娘、ヨランダさんが銃規制強化を訴える集会で「私には夢がある。銃のない世界だ」と語り、反響を呼んだ。

 フロリダ州パークランドの高校で今年2月にあった銃撃事件では17人が亡くなった。同校の生徒の呼びかけで全米に広がった抗議活動は、銃規制強化に消極姿勢をとってきた米国の政治家らを動かそうとしている。

 憎悪や不満のはけ口として無抵抗な人間に銃を向ける蛮行はいつの時代も許されない。ヨランダさんのスピーチは、キング牧師の非暴力の精神に、新たな命を吹き込んだといえるだろう。

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