産経ニュース

【主張】在韓米軍と日本 「撤退」は危機に直結する

ニュース コラム

記事詳細

更新

【主張】
在韓米軍と日本 「撤退」は危機に直結する

 来るべき米朝首脳会談で、金正恩朝鮮労働党委員長が在韓米軍の撤退を要求し、トランプ米大統領が受け入れたらどうなるか。

 北朝鮮が何らかの形で核・弾道ミサイルの放棄に応じるにせよ、在韓米軍の撤退は日本の安全保障を直撃する。傍観していられる話ではない。

 安倍晋三首相は今月のトランプ氏との首脳会談で、在韓米軍の意味合いについて改めて認識をすり合わせるべきだ。同時に、死活的に重要なこの問題を、日本の政治家は論じ合うときである。

 朝鮮半島有事に備えた米韓合同軍事演習が、韓国と周辺海空域を舞台に始まった。在韓米軍が柱の米軍約2万4千人と韓国軍約30万人が参加し、5月上旬にかけて実動演習や指揮所演習を重ねる。北朝鮮に効果的な軍事的圧力をかける重要な機会である。

 北朝鮮による南侵を防ぐため、在韓米軍は陸軍が中心となっている。それなしに米国は韓国を守れない。そこで北朝鮮は在韓米軍の撤退を一貫して要求してきた。

 撤退が実行されれば、日本にも大きな影響をもたらす。

 外交的には、軍事面の基盤を失う米韓同盟が解消または形骸化して、韓国が親米、日米同盟寄りの立場から親中へと傾くリスクが生じる。

 軍事的には、南西諸島に加えて朝鮮半島に近いところが、新たに守るべきエリアとなる。対馬は最前線となる。

続きを読む

「ニュース」のランキング