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【正論】訪中で聞こえてきた金正恩氏の悲鳴

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【正論】
訪中で聞こえてきた金正恩氏の悲鳴

モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授の西岡力氏 モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授の西岡力氏

 □モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授・西岡力

 金正恩朝鮮労働党委員長が訪中し、習近平国家主席と会談した。私には、この訪中から金正恩氏の悲鳴が聞こえてくる。対北圧力を最高度に高めて政策を変えさせるという、安倍晋三首相とトランプ米大統領が主導して進めてきた戦略が効果を上げてきた。

 軍事圧力と経済制裁で窮地に

 金正恩氏を追い込んだのは、軍事圧力と経済制裁だ。昨年秋頃、金正恩氏は自分の動静情報が米軍に漏れているのではないかという強い疑いを持ち、米軍が本当に自分を暗殺する軍事作戦を実行するかもしれないとおびえだした。

 私は金正恩氏の恐怖は一定の根拠があるとみている。米軍はブッシュ(子)政権時代、ステルス戦闘機を北朝鮮上空に入れて、金正日総書記が潜伏している場所の上で急上昇をさせて大きな音を出すという心理戦を行った(『エアフォース・タイムズ』2008年4月14日)。今、同じことを行っている可能性がある。

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