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【スポーツ茶論】オオタニが米球界を黙らせる日

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【スポーツ茶論】
オオタニが米球界を黙らせる日

アスレチックス戦で6回を投げ終え、ベンチでチームメートらと笑顔でハイタッチするエンゼルス・大谷翔平=1日、オークランド・コロシアム(リョウ薮下撮影)  アスレチックス戦で6回を投げ終え、ベンチでチームメートらと笑顔でハイタッチするエンゼルス・大谷翔平=1日、オークランド・コロシアム(リョウ薮下撮影) 

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 大リーグの打者には、強い打球を打つため手首をこねくり回す選手も多い。思わず「負傷するのでは」と心配してしまうほどだ。しかし、ニューヨークで2013年に行われたオールスターゲームで見た左打者の練習風景に衝撃を覚えた。

 この選手は打撃ケージに入ると、投手の球に10球ほど軽く合わせて左への流し打ちを開始。イチロータイプの非力選手と思いきや、今度は右翼席にピンポン球のように次々とほうり込む。手首でなく体を「テコの原理」のようにうまく使うのだ。同年本塁打王(53本)のクリス・デービス(オリオールズ)だった。大谷の柔らかな体の使い方は彼そっくり。大谷の活躍を予感する一つの理由だ。

 投手・大谷はどうか。彼は日本の均質な球と異なり、縫い目が不均等で滑るとされる米国の球に相当苦労している。マウンドの傾斜に加え硬さ対策も課題だ。元ドジャース投手の石井一久氏は米滞在中の14年、硬いマウンドの弊害を筆者に説明してくれたことがある。「子供の綱引きでも、足元の土が硬いと、肘や肩に余計な力がかかる」。1試合で165キロの剛球など100球も投げる投手には大きな負担だろう。

 ただ、野茂英雄、佐々木主浩、松坂大輔、ダルビッシュ有、岩隈久志、田中将大、上原浩治など、日本の一線投手は軒並み成功している。米国の環境に慣れれば問題ないのではないか。

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