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【主張】全人代閉幕 希代の独善国家に警戒を 日本は自由主義の防波堤たれ

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【主張】
全人代閉幕 希代の独善国家に警戒を 日本は自由主義の防波堤たれ

中国全人代の閉幕式で演説する習近平国家主席=20日、北京の人民大会堂(共同) 中国全人代の閉幕式で演説する習近平国家主席=20日、北京の人民大会堂(共同)

 習近平・中国国家主席による長期強権体制が本格始動する。

 全国人民代表大会(全人代)が閉幕し、習氏は演説で「中華民族の偉大なる復興を必ず実現させる」と語った。さらに経済力、軍事力両面で米国を凌駕(りょうが)し、今世紀半ばまでに「社会主義現代化強国」を完成させると宣言した。

 共産党独裁の国家で、14億人のうちの1人の最高指導者に権限が集中し、それが長期化する。

 まれにみる独善的な統治機構を確立した隣国に、重大な警戒を払っていかなければならない。

 ≪世界秩序の変更を狙う≫

 全人代の期間中、国家主席の任期を2期10年までに制限する規定を撤廃する憲法改正が行われ、習氏は全会一致で再選された。

 国家中央軍事委員会主席にも再選され、党と国家、軍の最高指導ポストを終身兼務することも可能になった。

 時を同じくして、ロシアでは「大国復活」を夢見るプーチン大統領が4選を果たした。

 日本は自由と民主主義の価値観を基調とする世界で、平和と繁栄を享受してきた。だが、普遍的な価値観を転覆しようと、近隣の強権国家は独裁色を強めるだろう。これらにどう向き合っていくべきか、鋭く問われている。

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