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【蔭山実のスポーツ茶論】「共」の時代を目指して 

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【蔭山実のスポーツ茶論】
「共」の時代を目指して 

横浜スタジアムは2018年シーズンに向け、球場改修についてプレス内覧会を行った。選手ベンチエリアが拡大され、ハイチェアーが設置された(菊本和人撮影) 横浜スタジアムは2018年シーズンに向け、球場改修についてプレス内覧会を行った。選手ベンチエリアが拡大され、ハイチェアーが設置された(菊本和人撮影)

 「日本には、パブリック(公)はあっても、コモン(共)がない」。最近、そういう指摘を耳にした。2020年東京五輪・パラリンピックを視野に、日本の自治体ではスポーツを地域活性に生かそうとする動きが目立つ。だが、簡単なことではないと、考えるところも増えたように思う。

 スポーツビジネスに携わる専門家が言うには、「公」の場といえる公園は多くあっても、「共」の場といえば、神社はあるが、あとは花見や花火の見物。ふだんから身の周りで人が集まる光景は、日本ではあまり見かけないのではないかというのだ。

 対照的に海外では興味深い事例が多い。その一つが米ニューヨークの「ブライアント・パーク」。365日、近くの競技場などで試合がなくても大勢の人でにぎわう名所になった。「空間の価値を上げる」。その発想から民間で公園の運営と管理を行った成果だ。

 公園で行われるイベントは通常の1週間分を1日で行うほど密度を濃くした。ネーミングライツも随所に浸透しており、売り上げもかなりの額に上る。

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