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【オリンピズム】メルボルンの風(上)これで日本も世界に認められた

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【オリンピズム】
メルボルンの風(上)これで日本も世界に認められた

メルボルン五輪のボート競技のエイト予選で、2位でゴールした日本代表=1956年11月、バララットのウェンドリー湖(岩崎洋三氏提供) メルボルン五輪のボート競技のエイト予選で、2位でゴールした日本代表=1956年11月、バララットのウェンドリー湖(岩崎洋三氏提供)

 「フランスが出てくるとスパートして引き離した。3回はあったかな」。漕手は期待に応え、欧州覇者フランスの背中を見続けてこぎきった。

 「予選はみんなよくがんばった。チェコも最後は疲れ切っていた。うまくやれば1位だったな」。衣非は会心のレースをこう振り返った。そして、「これで日本のボート界も各国から認められた」と語る戦績だった。=敬称略

                  

 62年前、メルボルン五輪のボート競技のエイト種目で、日本初の準決勝進出を成し遂げた若者たちがいた。ノーシードから五輪代表決定戦を勝ち上がり、五輪出場をつかんだ慶大クルーである。彼らが五輪を通じて得たものとはなにか。長い時を超えてよみがえる記憶を追う。(蔭山実)

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