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【津田俊樹のスポーツ茶論】他社の先輩からの千本ノック

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【津田俊樹のスポーツ茶論】
他社の先輩からの千本ノック

レンジャーズ戦の二回、右前打を放つエンゼルス・大谷=テンピ(共同) レンジャーズ戦の二回、右前打を放つエンゼルス・大谷=テンピ(共同)

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 いつも手元に「野球は言葉のスポーツ 伊東一雄・馬立勝著 中公新書」という本を置いている。

 アメリカ野球のしゃれたやりとりや痛烈な皮肉が織り込まれ、何度読んでも引き込まれる。

 巨人担当として、当時の王貞治監督の一挙手一投足をキャンプからシーズンを通して追いかけた。出張続きで忙しかったが、充実した日々だった。

 「私はスポーツ記者になりたかったわけではない。野球記者になりたかったのだ」

 ピュリツァー賞を受賞したニューヨーク・タイムズのデーブ・アンダーソン記者の言葉に膝を打った。

 第一線を退き、時代の流れや世代交代に翻弄される今は「この世で一番みじめなのは、年をとった野球記者だ」(作家のリング・ラードナー)をかみしめている。

 プロ野球、メジャーリーグが開幕する。チームの底上げには、新戦力の台頭が不可欠だが、伝える側も同じではないか。人材育成という難題を抱えながら、新たなシーズンの幕が開く。どういう展開になるのだろうか。

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