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【話の肖像画】元バレーボール選手・川合俊一(1) 選手だったと知らない人も

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【話の肖像画】
元バレーボール選手・川合俊一(1) 選手だったと知らない人も

川合俊一さん (春名中撮影) 川合俊一さん (春名中撮影)

 1年ほど練習して、「あのとき川合さんの言っていたことがよく分かりました」としみじみ話していました。

 〈ビーチバレーを日本に広めた功労者だ〉

 ロサンゼルス、ソウルと2度の五輪に出場し、引退した後、米国に遊びに行きました。3カ月くらいゆっくりしたかったんです。それでカリフォルニアの海岸を歩いていたらビーチバレーをしている。あまりにかっこ良くて、「こんな楽しいスポーツを日本に紹介したい」と強烈に思いました。

 実はそのとき、現地の人に「自分にもやらせてくれ」と頼んだんですよ。向こうは僕がバレーの五輪選手だったなんて知らない。「日本人の観光客なんてだめだ」と断るのを頼み込んで対戦したら、かなり年配で、ジャンプもそんなにしないおじさんたちに負けてしまいました。

 ビーチバレーを知ったのは昭和60年代の現役のころ、映画「トップガン」で主役のトム・クルーズがビーチでやっているのを見たのが最初。その後も強化の一環としてやったことがあるくらいでした。引退して米国の海岸で出合って魅了され、日本人初の米ビーチバレーのプロ選手にもなりましたが、日本では当時、「ビーチボール」なんて言い間違われていたくらい。あれから30年近くになります。(聞き手 小川記代子)

【プロフィル】川合俊一 かわい・しゅんいち 昭和38年、新潟県糸魚川市生まれ。8歳のときに東京都大田区に引っ越す。中学でバレーボールを始め、明治大学付属中野高校、日本体育大学、富士フイルムと進む。日体大在学中に全日本入りし、ロサンゼルス五輪やソウル五輪、W杯などでセンタープレーヤーとして活躍。バレーボールブームを支えた一人。平成2年に引退後、ビーチバレーに転身し、テレビの情報番組の司会者も務める。日本ビーチバレーボール連盟会長として選手育成や一般への周知に努めるとともに、日本バレーボール協会理事。

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