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【正木利和のスポーツ茶論】平昌五輪で女性の時代の足音を聞いた 

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【正木利和のスポーツ茶論】
平昌五輪で女性の時代の足音を聞いた 

セレモニーであいさつするカーリング女子日本代表主将の本橋麻里選手(左)。右は吉田知那美選手=2月27日午後、羽田空港 セレモニーであいさつするカーリング女子日本代表主将の本橋麻里選手(左)。右は吉田知那美選手=2月27日午後、羽田空港

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 しかし、銅メダルを決めた歴史的な瞬間、本橋はシートの上にいなかった。競技者として脂の乗った年齢にもかかわらず、彼女は今回、後輩を支える道を選んだのだ。だが、それまで決して注目されることのなかった裏方の大切さを広く認識させることで今回、「リーダー」としての成長の跡を記すことに成功した。

 彼女が平昌で示したそこらの男性管理職では決してマネのできないサポート力は、きっと今後の女性指導者やアスリートたちにとっての道標になるはずだ。

 経済協力開発機構加盟の29カ国のうち、日本の働く女性のための環境ランキングは28位。女性の社会進出を阻む壁はなお高い。しかし、しなやかに仲間を輝かせた彼女に、女性の時代の足音を聞いた。

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